本邦全土の日当たりのよい山野に生える多年草。葉は根生状に束生し、葉柄は長く、狭卵形~卵形で縁にわずかな鋸歯がある。花期は4月。本種は葉、花柄、萼などに短毛が密生するが、ないものをオカスミレとして区別する。名は茜菫で、花の色がアカネの色素(アリザリン)のように鮮やかであるとして名付けられたのであろう。