オランダミミナグサ(ナデシコ科)
Cerastium glomeratum (Caryophyllaceae)

欧州原産の二年草でわが国に広く帰化している。葉は対生し、卵形~長楕円形で全縁、全体に軟毛、腺毛が多い。花期4~5月。同属の在来種にミミナグサがあり、茎は赤紫色を帯び、本種ほど軟毛、腺毛は多くない。名は阿蘭陀耳菜草でオランダの名を冠するが、欧州に広く分布する。江戸時代に国交のあったのはオランダだけなのでその名をつけたと思われる。全体の形がハコベに似ているので、七草として誤って採集されることが多い。

orandamiminagusa

→戻る(2005.4.29;八王子市南大沢