サルナシ(マタタビ科)
Actinidia arguta (Actinidiaceae)
本邦各地の山地に生える落葉藤本。葉は互生し、楕円形~広楕円形で先は尖り、縁に刺状の鋸歯がある。花期は5~7月。マタタビとは同属の関係にある。成分としてマタタビとの共通成分でネコの誘引物質であるアクチニジンを含むがマタタビより少ない。果実はキウイフルーツのような香と甘酸っぱい味があり、食用、民間薬とする。名は猿梨で猿の食べる梨の意味である。暖地には本種と類似のシマサルナシ(ナシカズラともいう)がある。
→戻る(花:2005.5.28;実:2005.10.1;相模湖町寸沢嵐)