葉にヌルデノシロアブラムシが寄生してできた虫こぶ。没食子と同じく、ガロタンニンに富み、タンニン酸の製造原料とする。文献上では唐代の「本草拾遺」に初見し、腫れ物、歯痛などに用いる。漢方で用いるのは「和剤局方」の玉鎖丹などまれである。(→関連ページ)