関東地方以西の本州、四国、九州の山野に生える多年草で、高さ1メートル以上になる。同属種(シシウド、シラネセンキュウなど)と異なり、枝先の複散形花序に暗紫色の花をつける。通例、3出羽状複葉で、小葉は深裂する。葉柄は袋状に膨らむのが特徴。花期は9~11月。根を前胡ゼンコと称し、解熱、鎮痛、鎮咳去痰薬とする。クマリンを多く含む。