ハッカ(シソ科)
Mentha canadensis var. piperascens (Lamiaceae)

本邦各地のやや湿ったところに生える多年草だが、メントール(l-menthol)を主成分とする精油成分に富みハッカ油およびメントールの製造原料として栽培される。そのほか、シソ科タンニンと称せられるロスマリン酸も含む。葉は対生し、長楕円形で先は尖り縁に鋭い鋸歯がある。花期は8~10月で葉腋に多数の花を輪生する。地上部を生薬薄荷ハッカと称し、健胃、駆風薬として家庭薬に配合するほか、防風通聖散、加味逍遥散などの漢方処方に配合される。

hakka
→戻る(2005.9.19;町田市小山)