ミゾソバ(タデ科)
Persicaria thunbergiii (Polygonaceae)

本邦各地の田のあぜや水辺などやや湿り気のあるところに群生する一年草。葉は互生し、卵状ほこ形で先は鋭く尖り全縁で基部は耳状に張りだす。花期は7~10月。茎に下向きの刺があるが、さわってもそれほど痛くない。同属で類似種にママコノシリヌグイがあるが、茎に本種より鋭い刺が多く付く。茎の下部は地を這う。名の由来は溝蕎麦で、溝に生えソバに草の姿が似ているので名付けられた。ソバは同じタデ科のFagopyrum tartaricumで、近縁種にシャクチリソバがある。

mizosoba

→戻る(2005.10.15;八王子市中山