化合物和名:エフェドリン (Ephedrine)
骨 格 名:フェネチルアミン
生合成経路:シキミ酸

 マオウに含まれる薬効アルカロイド成分。交感神経興奮作用、気管支拡張作用があるので喘息や風邪の治療薬として用いられる。血圧上昇、中枢興奮などの副作用があり、スポーツの分野ではドーピングの対象薬物に指定されている。また食欲減退作用もあり、本物質並びに本物質を含むもの(マオウ)はダイエット用サプリメントとして米国で用いられていたが、健康被害の続出に伴って現在は禁止されている。因みに、日本では食薬区分において医薬品に準じる扱いを受けるため、サプリメントとして販売されたことはない。(→関連ページ

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