ハナトリカブト(キンポウゲ科)
Aconitum carmichaelii (Ranunculaceae)

中国原産で園芸用に栽培され、切花などに利用される。別名カラトリカブト。花期は7~9月。葉は有柄で掌状に3全裂する。無毛で葉質は厚く光沢がある。園芸分野では学名をA. chinenseとするが、現在では異名とされる。塊根にはアルカロイドが含まれ猛毒であるが、生薬附子ブシとして漢方で鎮痛、強壮、新陳代謝機能亢進などの目的で八味地黄丸、真武湯、四逆湯などに配合される。毒成分はアコニチン(aconitine)。塊根の採集時期と部位によって烏頭ウズ天雄テンユウ側子ソクシ烏喙ウカイ射罔シャモウに区別されるがオクトリカブトの項を参照。(→関連ページ

hanatorikabuto
→戻る(2004.10.27;帝京大学薬用植物園)