中央アジア原産の一年草。マンダラ葉あるいはマンダラゲ葉と称するものは本種の葉を乾燥したものであり、散剤、浸剤、エキスにして気管支筋の弛緩剤(喘息)、鎮痛剤とする。トロパンアルカロイドであるアトロピン (atropine)、スコポラミン (scopolamine)を含み、製薬原料とする。チョウセンアサガオの名をもつ植物として、キダチチョウセンアサガオ、アメリカチョウセンアサガオなどがあるが、いずれも同属種である。名の由来は白花洋種朝鮮朝顔であるが、わが国では外国から渡来したものは何でも朝鮮や唐の名を冠する傾向があるが、必ずしも原産地を意味するものではない。(→関連ページ)