中国南部山岳地域原産といわれる常緑低木~小高木。花期秋~冬。九州の一部に自生状態で存在する。若葉を短時間セイロで蒸した後(醗酵させないため)、加熱して乾燥、手もみしたものを緑茶として飲用する。緑茶の渋味は(+)-カテキン(d-catechin)、(-)-エピカテキン(l-epicatechin)、(-)-ガロエピカテキン(l-galloepicatechin)を始めとする緑茶タンニンである。一方、ウーロン茶や紅茶はカテキンが縮合したタイプのタンニンを含む。その他、カフェイン(caffeine)、テオフィリン(theophylline)が含まれ、カフェインの製造原料とする。(→関連ページ)