カサスゲ(カヤツリグサ科)
Carex dispalata (Cyperaceae)

本邦各地の平地の水湿地に普通に生える多年草。花期は4~7月。全草を利尿薬とする。かっては蓑や笠の原料としたので笠スゲの名の由来がある。また正月のしめ飾りもスゲから造る。スゲ属の中でもアゼナルコシラスゲなどとよく似ている。万葉集にあるすが須気すげはごく一部を除いてほとんど本種を指す。その語源はカンスゲを参照。

kasasuge
→戻る(2005.4.29;八王子市中山)