シロツメクサ(マメ科)
Trifolium repens (Fabaceae)
欧州原産の多年草で牧草として導入されたものが逸出した。葉は3小葉、ときに4小葉からなり、長い葉柄がある。小葉は広倒卵形。花期5~8月。身近な同属種にコメツブツメクサ、ムラサキツメクサがあるが、いずれも外来種である。名は白詰め草であるが、詰め草という名は江戸時代にオランダから輸入したガラス工芸品のクッション材として用いられた枯れ草が本種だったということに因む。ナデシコ科植物でもツメクサがあるが、これは爪草で名の由来は全く異なる。