ナワシロイチゴ(バラ科)
Rubus parvifolius (Rosaceae)
本邦全土の道端や河原の土手、丘陵などの日当たりのよいところに生える落葉小低木。葉は3出複葉で互生し、小葉は卵形で円頭、縁に不規則な鋸歯がある。枝先や葉腋から集散花序をつけ赤紫色の花を上向きにつける。花期は5~6月。果実は赤熟し食べられる。本種のほか、Rubus属で果実が食べられるものにクサイチゴ、ニガイチゴ、モミジイチゴなどがある。名は苗代苺で、苗代をつくる時期に実が熟するからこの名がある。
→戻る(花:2005.5.22;八王子市中山;実:2004.7.3;相模湖町寸沢嵐)