フデリンドウ(リンドウ科)
Gentiana zollingeri (Gentianaceae)

日本全土の山野の日当たりのよいところに生える2年草。葉は茎上部に密に対生し、卵状披針形で先は尖り全縁。花期は3~5月。リンドウ属植物は薬用とされるものが多いが、本種は小さな草本であり、薬用とされることはない。リンドウ属に共通する特徴としてゲンチオピクロシドあるいはその類縁物質(苦味配糖体)が含まれ、強い苦味がある。本種より更に小型の同属種にコケリンドウがある。名は筆リンドウで、つぼみが筆先に似ているからだが、かかる特徴はリンドウ類に共通している。

fuderindou
→戻る(2005.5.4;八王子市南大沢)