マムシグサ(サトイモ科)
Arisaema japonicum (Araceae)

本邦各地の山地から低地のやや明るい林内に生える多年草。春に茎を伸ばして2枚の葉とともに仏炎苞が出る。開出する仏炎苞から見えるのは白い付属体で、花序はその下部にある。葉は多数の小葉に分かれれ、また仏炎苞の色は緑色から褐紫色まで多様で、きわめて変異が著しい。茎には褐紫色の模様があり、これがマムシの皮膚の模様に見立てて和名となった。花期4月~6月。同属種にウラシマソウオオマムシグサミミガタテンナンショウがある。

mamusigusa
→戻る(2005.5.5;八王子市南大沢)