ヒハツモドキ(コショウ科)
Piper retrofractum (Piperaceae)
インドネシア~タイ原産の常緑つる性植物。コショウの同属で、類縁種のヒハツに酷似するが、ヒハツが4~5行脈に対して本種は羽状脈であることで区別できる。インドネシアナガコショウともいう。種子を香辛料あるいは薬用とする。わが国では沖縄県に導入され栽培するが、未熟果実を乾燥、粉末としたものを用いる。現地ではヒハツ(現地音ではピパーツあるいはピパーチ)と呼ぶから紛らわしい。辛味成分としてピペリン(Piperine)を含む。(→主な天然辛味物質;関連ページ)
→戻る(2009.10.2;日本新薬山科薬用植物園)