【解説】 オータムセージの別名があるようにいわゆるsage(Salvia属種の英名)の一つで、この仲間はヤクヨウサルビア、オニサルビア、タンジンなど薬用にされる種が多いことで知られるが、本種はアメジストセージなどとともにもっぱら観賞用に栽培される。同属在来種でもアキノタムラソウ、キバナアキギリなどがある。北米南部(テキサス・メキシコ)原産の亜低木。葉は対生して鈍頭の卵形、全縁で、主脈・側脈ともにへこむ。茎の先端に穂状花序をつけ、花は赤い唇形、萼は筒状。名は秋に赤い花を咲かせるセージの意味であるが、わが国における花期は6月から10月である。属名の由来はヤクヨウサルビアを参照、種小名はアメリカの探検家で多くの植物を採集したJosiah Greggへの献名である。