【解説】 メキシコ~熱帯アメリカ原産の亜低木。葉は披針形で先は鋭く尖り、やや灰色を帯びた緑色、裏側に白い毛が密生する。花期は9~11月、茎の先に長い穂状花序をつける(→花の拡大画像)。別名メキシカンセージ。名はアメジスト(紫水晶)のようなきれいな花を咲かせるセージという意味であるが、種小名のleucanthaは“白い花をつける”の意であるから、原種は白花のようである。sageはアキギリ(Salvia)属種の英名の総名で、この仲間はヤクヨウサルビア、オニサルビア、タンジンなど薬用にされる種が多いことで知られるが、本種はアキノベニバナサルビアなどとともにもっぱら観賞用に栽培される。同属在来種でもアキノタムラソウ、キバナアキギリなどがある。