アラカシ(ブナ科)
Quercus glauca (Fagaceae)
宮城、石川以南の本邦各地の山野に普通に生える常緑高木。葉は互生し、長楕円形で先は尖り、上半部に粗い鋸歯がある。雌雄同株で、写真で長く垂れるのは雄花序で、雌花序は上部の葉腋に数個の花をつけるだけで目立たない。花期は4~5月。本種の果実はウラジロガシ、カシワ、クヌギ、コナラ、シラカシなどとともに「ドングリ」と称される。名は樫の木(シラカシ)に比べて葉が大きく荒々しい感じがするので名付けられた。
→戻る(花:1999.4.29;実(円内):2002.9.21;相模湖町若柳)